これは「辞めたい!」最大の理由と言っても過言ではありません。ホストの世界というのは、凄まじい競争社会。どんなに頑張っても売り上げが上がらなければ、周囲からのプレッシャーや冷たい視線に苦しむことになります。
売れないことによる弊害として、「お金が稼げない」ということもあります。完全歩合制のホスト社会では、売り上げが上がらなければ、当然給料もダウン。すると見た目にかけるお金もない、そもそも充分に生活するお金もない……。
在籍して日が浅いホストは、店が用意する量で暮らすことが多いもの。この寮生活というのは、店によって差がありますが、マンションのワンルームに4〜5人ほどが暮らすというケースが多いようです。
しかも、決して広くはないワンルームなので、駆け出しホストたちはその部屋でぎゅうぎゅう詰めの状態。いつまでも売り上げが上がらず、そんな生活を続けていれば、「もう辞めたい!」と思うのは当然かもしれません。
しかし、そんなときに勢いで「辞めます!」と宣言するのは絶対にNG! いちどホストを辞めたからには、再びホストとして返り咲くことはできません。
いまをときめく売れっ子ホストでも、かつては「売れない時期」があったのです。たとえば、「現代ホスト会の帝王」たるローランドさんも、1年間の下積み時期には、月給1ケタ(!)が当たり前だったとか。そこから最高月間売り上げ4200万円(!!)を叩き出すまでに上り詰めたのですから、衝撃ですね!
辛い「売れない時期」、くじけず頑張りつづけていれば、いつかその努力は報われます。とはいえ、誤った方向に努力しても、売り上げには上がらないので要注意!
コラム「苦しい「下積み時代」を生き抜け! 売れっ子ホストへの簡単・確実な2ステップとは?」もぜひご参照いただき、売り上げをあげる正しい術を身につけて、自分に負けず、この「売れない壁」を乗り切りましょう!
これも、非常によくあるケースの一つです。「一晩の恋」を売っているホストも、ひとりの人間。本気で好きな人に「ホストを辞めて」と言われ、ホストを引退の決断を迫られる事態に……。そんなとき、一体どうすればいいのでしょうか?
たしかに、彼女との結婚を見据えているのであれば、ホストという職業は、彼女の両親からすると、印象の悪い仕事です。しかし、言われるがままに昼職に転職したとしても、道が拓けるとは限りません。
ホストから昼職に転職するには、そもそも「水商売経験者」というだけで採用されにくい風潮があります。くわえて、昼職の給料とホストの給料との大きな差に愕然とし、「安易にホストを辞めなければよかった……」と後悔することになるかも。
そんなとき、「彼女に言われたからホストを辞めた」という事情があっては、いつしか彼女を恨む気持ちが芽生え、二人の仲がギクシャクするかもしれません。「彼女に辞めてと言われたから」などといった他人由来の理由では、ホストの世界に大きな未練が残る可能性は大です。
ホストとして順調にキャリアを積み重ねているのであれば、そのキャリアを捨てるのは非常にもったいない! あなたがホストを続けたい、その道を極めたいと考えているのであれば、その思いを彼女に真剣に伝えてみましょう。
不特定多数の女性と関わり、毎夜恋愛ゲームを繰り広げるホストですが、それはあくまで「仕事」。その仕事にやりがいを感じていること、これまで頑張って積み重ねてきたキャリアを安易に捨てたくないこと、お客さまはあくまで「客」で、本当に好きな人は彼女だけだということ—そうした思いを素直に伝え、彼女と向き合うことが大切です。
「ホスト」というのは、あなたを構成する重要な要素。そのことを、彼女にしっかり理解してもらえるように頑張りましょう!
ちなみに、ホストでも結婚生活をちゃんと営んでいる人は、実は結構多いのです。「彼女がいるから頑張れる!」ということですね♪
「もう辞めたい!」と思っても、ここが踏ん張りどきです! あらゆる売れっ子ホストは、「辞めたい!」壁を乗り越えて「いま」があるのです。
そんなときには、YouTubeなどで、売れっ子ホストの「辞めたかった話」を見るのもオススメ! 自分の「限界」を超えた先に、明るい未来が必ずあるはずですよ☆