まずは、ホストクラブとサパーの違いについて。ホストクラブというのは、男性従業員であるホストが席の隣に座り、基本1対1で女性客を接客をしてくれる場所のことを言います。そして、営業時間もしっかり定められており、夜の部であれば夕方18時ごろオープンし、夜は1時までです。夜1時以降も行なっているお店は違法営業に当たってしまうため、注意しましょう。
そして、対してサパーは「男女問わず食事やエンターテイメントが楽しめるお店」で、お客さまは女性はもちろん、男性も入店が可能!そして、ホストクラブと大きく違うのは接客の方法で、席の隣には座らずカウンター越しや対面で複数人で接客をします。ここがホストクラブとサパーの一番の違いですね。
隣で座って営業をするわけではないので、ホストと違い深夜営業が可能なところも大きな違いでしょう。そのため、ホストクラブの営業が終わった後、お客さまとアフターで利用したり、中にはキャバ嬢のアフターなどでも使われたりする場所です。お店によってはダンスステージが用意されていたり、カラオケやダーツなどのサービスがついていることも!お客さまと一緒に楽しい時間が過ごせるわけですね。
サパーの客層というのは、主にホストやキャバ嬢のアフター利用が多いでしょう。その他にも、ホストクラブで飲み終わった女の子が、始発までの時間に飲みに行くことが多いですね。サパーは体を張ってテーブルを盛り上げてくれるところが多いので、男性客にも人気です。そのためキャバ嬢のお客さまにも好かれることが多いです。
そして、料金システムについて。ホストクラブの料金体系は初回は2,000円や3,000円、5,000円とそこそこリーズナブルに飲むことができますが、2回目以降は1時間7,000円、そして指名料やドリンク代など様々な料金が加算され、最低でも3万円前後のお金が必要になってきます。
対して、サパーの料金システムは1時間1,000円やフリータイム3,000円〜など、ホストクラブよりリーズナブルに楽しむことができます。「気軽に男の子と話をして盛り上がりたい!」という女性や大学生やアルバイトの女性などに人気です。
そして、気になるサパーの給与形態とホストの給与形態の違いについて。ホストの給与システムというのは、頑張れば頑張っただけ自分の給与にそのまま反映されるとてもやりがいのあるお仕事。売上の歩合に加え、幹部になれば幹部手当が入ったり、様々な賞金をもらえたり、多い人は月何千万ととても多くの給与を受け取ることができる夢のある職業です。その代わり、自分の給与は自分次第という部分もあります。
対して、サパーの給与形態はホストクラブのように何千万と持ち帰ることはできませんが、時給の他に歩合給もしっかりつくので、一般のアルバイトよりは多く稼げるような給与システムになっています。
お店にもよりますが、だいたいサパーの時給は1,000円から1,500円前後で、その時間給と歩合がお給与になります。お客さまを呼んでその月の売上が10万だった場合、その10%である1万円がバックとして入るという場合や、月100万の売上で30%の30万円がバックとして入る場合など、お店によって給与形態が変わるので面接の時にしっかり聞いておきましょう。
そして、サパーに向いている人、ホストに向いている人について。ホストに向いている人は、
・女性のお客さまにマメな連絡がしっかりできること
・自分磨きや内面磨きをしっかりできる人
・勤務態度が真面目で長く続けられる人
が特に向いていると言えるでしょう。ホストはマメで真面目な人、そして長く1つの店舗で続けられる人。これができる人はホストで働くことをおすすめします。
対してサパーに向いている人は
・学生などでがっつり働けないけど楽しんで働きたい
・みんなでわいわい楽しみたい
・パフォーマンスなどもやってみたい
というようなわいわいしたい人に向いています。さらに、他のバイトと違って人脈も作ることができるので、人脈を作って将来に繋げたい!という人にもおすすめです。
今回は、サパーとホストクラブの違いについてお話ししました。ホストクラブとサパーは切っても切れない関係といってもいいでしょう。ホストの系列でサパーやバーを展開しているお店も多くあります。ぜひ、サパーをうまく活用して、自身の営業に繋げてみてくださいね。